秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


今日の先輩も…カッコよすぎる……


黒いコートにマフラー、ジーンズ…ぁれ、スニーカー新しい?



普通…というか、そんなに目立つ格好をしてるワケでもないのに、オーラが違う。


眩しすぎて、直視出来ないよ…




「…どうかした?」


「ぁ、いえっ…
ちょっと待っててください!!」



ハッ と重要なことを思い出して、リビングに戻る。


これ、忘れるところだった。





一生懸命、心を込めて


愛情を込めて作った……




「お待たせしました!!行きましょうっ」



ファーのついたブーツを履いて、玄関を出た。


先輩が差し出してくれた左手を、寒さでかじかむ右手で握った。




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