秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


「やっぱりそう思った?
ちょっと曖昧な感じでさぁ…」


「続編もありそうな…」


「そうそう!!
俺的に、たぶん続編も出ると思うんだよね。」




不思議。

先輩と、同じ話題で盛り上がってるなんて……



いつもと違う眼鏡の奥に見える瞳は、この前よりもっと優しく感じた。


そんな笑顔を見せられたら

好き になっちゃいます。




「それにしても。

中川さんとこんなに話が合うなんて、もっと人見知りしそうな感じだったから、意外だな。」


「えっ……」




ニコッと笑って首を傾げる先輩は、そんな風に言ってくれた。


…先輩も、話が合う って思ってくれたんですか?




.
< 54 / 507 >

この作品をシェア

pagetop