秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


キーンコーンカーンコーン♪



チャイムが鳴って、みんなお待ちかねのお昼休み。


学食があるけど、あたしはいつもお弁当を持ってきている。




「清嘉、お弁当食べよう。」


「うん。」




声をかけてくれた、背の高くて美人な子は同じ中学だった

指田 美央 サシダ ミオ



数少ない友達の中で、唯一 親友 と呼べるのが美央。


内気なあたしを理解してくれて、アドバイスをくれるの。



今日もいつも通り、美央と一緒にお弁当を食べようとすると……





「中川ー、図書委員だよな?

昼休み中に図書室に行ってくれないか?」


「え…?」




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