秘密事は図書室で~甘い会長の罠~


担任の先生が来て、そう言われた。


あたしが首を傾げていると




「新しく本が来たみたいなんだ。その整理をしたいって、副会長が呼んでた。」


「ぁ…はい。わかりました。
急いだ方がいいですか?」


「あぁ。たぶんな。」




先生は「頼んだぞ」と言って、教室を出ていった。


はぁ…今日はゆっくり食べられないなぁ。

美央を見ると、不思議そうな顔をしていた。




「ねぇ清嘉?」


「ん?」


「今までこんなことなかったのに。なんで呼ばれたんだろうね?」




……え?


あぁ、確かに。




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