秘密事は図書室で~甘い会長の罠~
そしてかれこれ一時間。
まだ時間は早いけど、待ち合わせの場所に来た。
美央に結わいてもらった髪は、ゆるーく巻いて
可愛いお花の髪飾りをがついている。
……まぁまぁ、だよね?
眼鏡は外してコンタクトにしたし…
ちょっとでも、先輩に釣り合えれば……って、無理か…
そんな事実に悲しくなりながらも、まだ来ていない先輩を待った。
もしかしたら、あたしは騙されてて
先輩は来てくれないのかも。
そんな暗い考えが頭を過る。
だって、あたしみたいな地味でなんの取り柄もない女の子なんて…
いくら優しい先輩でもイヤだろうし。
……きっと、面白がってからかってただけなんだよ…
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