距離は遠とし。
私服に着替えてミミの家に向かった。
「ミミ―、用意できたか?」
ミミの部屋に入ると、ミミはコテで器用に髪を巻いていた。
「あともうちょっと」
俺はベットの上に座ってミミの用意を待つ。
「可愛くなりやがって」
小さな声で呟く。
いつからだろう・・・。
ミミを"幼なじみ"としてじゃなく、"女"としてみるようになったのは。
ピンクの可愛いワンピースを着てコテを扱うミミをみつめる。
なぁ、ミミ・・・。
俺の気持ちお前に届いてるか?
「できたよっ」
ミミは可愛く笑って振り返った。
「よし、行くか」
「うんっ」
俺とミミは家を出るとクローバーに向かった。