噂話症候群 【 例えばこんな出来事 】
「ねぇ…千佳ちゃん、あたしは志保子叔母さんが大好きだった…お父さんもお母さんも皆が叔母さんの事が大好きだった…でも、ある日突然…叔母さんは変わってしまった…」


「……それって…リオさんが原因の火事の事?」



「そうだよ!あれ以来……叔母さんは、おかしくなってしまって何度も家に連れて帰ってもこの場所に来るようになってしまって……まるで誰かを探してるみたいに……千佳ちゃん、あの人形は何で持ってるのかわかる?あの人形は殺された叔母さんの子供なの!叔母さんは自分の子供だと思いこんでるの!?」


「……そうだったの」


「ふっ…同情なんてやめてくれる!?…ねぇ、千佳ちゃん……小学生の時に叔母さんの事がクラス中で話題になった事……覚えてる?」


「 えっ…?」



「あの頃の叔母さんは今よりもっと酷くて、色々な場所に媒介していて近所でも迷惑かけていた…学校の先生も叔母さんを見かけても近寄らないようにって言ってた……あたしはすごく悔しくて…でも小学生のあたしは叔母さんを助ける事も出来なかった!」



『蛍ちゃん』の言葉を聞いて『千佳ちゃん』は、思い出しました


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