あの雨の日、きみの想いに涙した。
読み終わったあと、俺はまた髪を掻きむしった。
それは青木の好意が嫌だったわけじゃない。でも俺は借りを作らない主義なのに……。
昨日青木を呼び出しといて今さらだけど、こんなによくされたらなにか返さないと気が済まない。
俺は冷たいヤツだけど、ここまでされてなにも感じないほど腐った止めたじゃない。
俺は青木になにをしてあげれるだろう。
なにかしたいけど、なににも思いつかない。
青木に聞いてみようか。でも絶対青木はなにもいらないって言うだろうけど。