Only love
かわっ…可愛い…
男なのに可愛いなんて罪だ…
ってそれどころの話じゃないっしょ!!!
『そんなっ…急に…困りますよ…ふっ、服もないし』
『そこ。』
と言い指さしたのは私のクローゼットの横にある新しいクローゼット。
なっ…勝手に…
『じゃっ…じゃあ食事も私…料理できないし…』
『あれ。』
スプーンでさしたその先には本棚にならんだ料理本。
…またもや勝手に…。
『じゃっ…じゃあ歯ブラシ…』
『そこ。』
指さされた洗面所に繋がるドアを開くと、私のピンクの横に並んだ青の歯ブラシ。
…またまた勝手に…。