Only love





そんな葛藤の中ふと横を見ると2つ並んだペアリング。



─…可愛い



『ん?どした?』


手を繋いでいると、止まるとわかっちゃうから雅樹さんにすぐ気付かれた



『ううんっ!!なんでもないよ!行こっ』



そう言って雅樹さんの手を引いた





『これ似合う。』


雅樹さんが急に止まって私の前に出したのは華奢なハートのネックレス。



『ほんとだぁ…可愛い…』


そう言うとネックレスを持ってあたりまえのようにレジに行き会計を済ました。


『えっ…買ってもらうなんて悪いよ…』



『いいから…後ろ向いて。』


…と半強制的に後ろ側を向かされ、ネックレスをつけてもらった




『うんっ!!似合う。』


ニコリと微笑まれ、また顔の気温が急上昇する


『あ…ありがと…』



『いえいえ。じゃ、次行こっか』



そう言っていろんな店を見てまわった




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