ルミナの鬼姫と龍神の黒狼
ーー千尋SIDE--

ガヤガヤ   なんだろう、凄く教室が煩い気がする・・・・・・・


「ねぇねぇそこの女の子~」

女の子って・・・・僕しかいないよね。

「なに?」

「へぇー随分綺麗な顔してるんだ」

誰?こいつ等・・・・・薄い茶髪のふわっとした髪で前髪を結んでて所々ピンで留めてある可愛い男と、赤いつんつんした髪の男が僕の目の前にいるんだけど。


「それで僕になんの用なの?」

「女の子が僕なんてなんか萌えるねぇ~」

「・・・・・変態なの?君」

「僕の名前知らないのぉ~?」

「知らない」

「あははははっ 俺等のこと知らない女居たんだな!俺は星月紅楼(ほしづきくろう)だっ。ヨロシクな」

ニヒッ と歯を見せて笑った紅楼。なんか面倒臭そうな奴だな。
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