先生の秘密


“先生♥…”

と・・・言いたいところ。
ところがどっこい、期待外れ。


「なんだ…龍輝か…」


普通ここは、先生を出して、見事ゴールインにすべきでしょ!
ったく…作者使えないな…
まあ、少女マンガじゃあるまいし、そんなうまいことはないか…

あたしは肩を落とす。
―――…現実なんだな。



「なんだとは、なんだよ!!!愛しいダーリンが向いにきたぜッ✦」

「……さよなら」


あたしはそっとドアを閉める。
閉まる寸前で龍輝の手が入ってきた。


「冗談冗談!…おい、開けろよ」



< 83 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop