先生の秘密
“先生♥…”
と・・・言いたいところ。
ところがどっこい、期待外れ。
「なんだ…龍輝か…」
普通ここは、先生を出して、見事ゴールインにすべきでしょ!
ったく…作者使えないな…
まあ、少女マンガじゃあるまいし、そんなうまいことはないか…
あたしは肩を落とす。
―――…現実なんだな。
「なんだとは、なんだよ!!!愛しいダーリンが向いにきたぜッ✦」
「……さよなら」
あたしはそっとドアを閉める。
閉まる寸前で龍輝の手が入ってきた。
「冗談冗談!…おい、開けろよ」