母をスキになった俺。
それからと言うもの、
由紀は毎日、毎日
母さんが事故にあった場所に行くようになった…。


毎日、行っては誰もいない道路に話かけ
謝って「自分のせいで」って何度も呟いていた…。


ときには夜遅くになっても、
帰って来ない時がたびたびあった…。




正直、あんな由紀を見ていられなかった…。


どうにかしてあげたくても
俺には、どうする事も出来なくて…。




悔しかった…。


辛かった…。


一番、辛いのは由紀なのに…。


由紀は
自分を責め続け、
次第には食欲、笑顔までも
無くなっていった…。
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