君への想い
出会い・・・一目惚れ
恋のゆくえ
中学2年のクラス替え 4月
今年も恋をせずに過ごすと思っていた。
君と出会うまでは・・・。
私は君に一目惚れした。坊主のくせに、暑苦しい素の顔からは想像できないあまりにもカワイイ笑顔に。
通りすがりの「おはよ」その一言がすごく嬉しかった。
こんな小さなことで嬉かった。
よし!今日から水木あず、恋を追いかけます!
それもつかの間、私の周りは女がいっぱい!!まあ、私は女だから当たり前だけど、
私の好きな人が見えなぁーーーい!!
「おーはーよーあじゅー」
「おはよ。ねえ、そのあじゅってよぶのやめて?かのん。」
「そう?あずがイヤならやめよっと!」
「うん。そうして。あ、おはよ。ゆみか。」
「おはよ。あず、なんかいいことあった?」
「そう?分かるう?私、好きな人できちゃった♪」
「ええー!あず、好きな人できたの?」
「かのん。あずが恋しないみたいにいわないの。」
「だってー。あずに彼氏できたら彼氏いないのウチだけだよう泣」
「かのん、気がはやいよ。」
「そうよ。まあ、あずはカワイイからすぐに彼氏できるだろうけど。」
「かわいくないよ。」
「あずぅ、その好きな人誰?」
げ!!かのん、そこはあまりきかないほうが・・・。
かのんは坊主がとにかくキライ。まあ、いいや。
「泉塁[いずみ るい]」
「まじぃーーー?坊主。あず、やめときな。坊主だけは・・・。って言おうと思ったけど、あずは本気みたいだから、応援するよ!」
「ありがと。かのん。」
「あず、青葉に頼んで協力してもらう?」
「ううん。まずは、自分で頑張ろうかな。」
「そう。青葉には言ってもいいよね?」
「うん」
青葉と言うのはゆみかの彼氏。泉とは親友なんだって。
青葉君と泉は、野球部でも2年なのに、エースらしい
。この情報はもちろんゆみか。青葉君とはラブラブなんだよ。うらやましいよね。
私も、いつか、泉とこんな風になれるかな?