はちとハニー

ポンっ

何かが胸の中で跳ねた。

心躍るような気持ち、嬉しい気持ちだ。



いつの間にか
俺は桜田さんの名前を叫んでいた。


それは本当に無意識のうちに。
他の女子に桜田さんのことを意識していることがバレないように、
無意識に叫んだことをごまかすために一応桜田さんに手も振ってみた。




そして桜田さんの元に駆け寄る。
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