はちとハニー
「佑、本当にどうしたの?
話してくれなきゃわかんないよ」
こう言うと、佑が小さい声で何かをごにょごにょ、と話した。
「聞こえないよ?」
すると、佑がパッと顔をあげて力強く言う。
「柚希と帰れないなんてヤダ!
だから柚希充電してるの!
それに、柚希にだってもっと寂しい、とか反応してもらいたかった」
相変わらず佑は、私が嬉しくなるような言葉をサラっと言ってみせる。
「佑、私だって寂しいんだよ。
だけど、友達も大切にしなきゃ、って思うから」
佑は黙って、素直にコクッと頷いた。
「じゃあ、」