はちとハニー


桜田さんの隣になってから数日が経ったあと、俺は更に桜田さんと仲良くなりたい、って思ってた。



だからあることをしてみた。

「あっ!」

俺はわざとか、って思うくらいに大袈裟に叫んだ。

桜田さんも俺の声に驚いているようだった。


そして、携帯が見つからないから桜田さんの携帯からかけてほしい、と頼んだ。
これで桜田さんの番号をゲットできると思うと自然に笑顔になるし、優しくお礼も言える。


なかなかの確信犯です。



< 8 / 53 >

この作品をシェア

pagetop