フェアマン~愛しい彼はハーフの男の子~
(すっごーい!これ見たら、みんな感動するだろうな。もっとファンが増えるかもしれない。でも勇太君ががんばって作ったから、多くの人に見てもらったほうがいいよね)
午前6時10分。私は意気揚々とパソコンの電源を入れた。パソコンは高価な物なので、たくさんは買えず、1台を家族4人で使っていた。
(そう言えば、見てくれた人っているのかな?完成したのは午後10時を回っていたし、特に完成時間もお知らせしていなかったから、部活とかバイトをしている人は疲れて、見ないで寝ちゃったかもしれない)
色々考えつつ、マウスを操作しブログを開いた。
画面は昨日とほとんど変わったところはなかった。あるとすれば、記事の1番下にある拍手ボタンが50以上も押されていたこと。文章や写真はまったく変わっていなかった。
ただ、改めて完成度の高さを感じた。
(勇太君がパソコンに詳しい事もすごいけど、レイアウトのセンスの良さも驚いちゃうな。もう、プロとして仕事ができそう!)
そんな時ふと、カウンターに目が止まった。誰かがブログを開くたび閲覧人数をカウントしてくれる機能だ。このカウンターの数字が多ければ多いほど、麗に認めてもらう可能性が高くなるはず。ただ、もしアクセス数が少なかったらと思うと、怖くて一瞬目をそらした。
(いや、このままじゃ前に進めない。がんばろう)
一つ大きく深呼吸すると、ゆっくり画面へ向き直った。
「へっ…?」
目に飛び込んで来た数字が信じられず、目をこすった。見間違ったかと思った。しかしもう1度見ても同じだった。
「い…10,125アクセス!…みんな、5、6回見ていない?」
思わず変なツッコミをしてしまった。
ブログは、想像以上の反響を呼んでいた。
午前6時10分。私は意気揚々とパソコンの電源を入れた。パソコンは高価な物なので、たくさんは買えず、1台を家族4人で使っていた。
(そう言えば、見てくれた人っているのかな?完成したのは午後10時を回っていたし、特に完成時間もお知らせしていなかったから、部活とかバイトをしている人は疲れて、見ないで寝ちゃったかもしれない)
色々考えつつ、マウスを操作しブログを開いた。
画面は昨日とほとんど変わったところはなかった。あるとすれば、記事の1番下にある拍手ボタンが50以上も押されていたこと。文章や写真はまったく変わっていなかった。
ただ、改めて完成度の高さを感じた。
(勇太君がパソコンに詳しい事もすごいけど、レイアウトのセンスの良さも驚いちゃうな。もう、プロとして仕事ができそう!)
そんな時ふと、カウンターに目が止まった。誰かがブログを開くたび閲覧人数をカウントしてくれる機能だ。このカウンターの数字が多ければ多いほど、麗に認めてもらう可能性が高くなるはず。ただ、もしアクセス数が少なかったらと思うと、怖くて一瞬目をそらした。
(いや、このままじゃ前に進めない。がんばろう)
一つ大きく深呼吸すると、ゆっくり画面へ向き直った。
「へっ…?」
目に飛び込んで来た数字が信じられず、目をこすった。見間違ったかと思った。しかしもう1度見ても同じだった。
「い…10,125アクセス!…みんな、5、6回見ていない?」
思わず変なツッコミをしてしまった。
ブログは、想像以上の反響を呼んでいた。