フェアマン~愛しい彼はハーフの男の子~
「村瀬、お前の熱意に負けた」
「えっ?」
「ただし、ブログの更新は金曜日まで。公開は土曜日まで。それ以上は認められない」
「い、いいんですか?」
「男に二言はない。認めると言ったら、認める」
「ありがとうございます!」
私は嬉しくて机に頭が着くほど深々と頭を下げた。そして、ダッシュして部屋を出ようとした。すでに授業は始まっているので、喜びを分かち合える相手はいないと思い、1人走って喜びを表現しょうと思った。全力で『キャーッ!』とか叫びながら走ろうと思った。
「村瀬、忘れるなよ!更新は金曜日まで、公開は土曜日までだ!」
「はーい!」
ドアに手がかかったところで杉山先生に念を押されたが気にしない。私は意気揚々とドアを開けた。


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