フェアマン~愛しい彼はハーフの男の子~
「送信、完了!」
「そ、送信?どこへ送信したんだ!」
「あなた達二人の行いが正しいかどうか、2万7千人の女子に判定してもらえる場所よ。たぶん、99%の人が『間違っている』って言うと思うけど」
「レイシーのブログに載せるってのか!」
「か、勘弁してくれぇー!」
「あっ、もう8時25分だ!ホームルーム始まっちゃう!早く行かなきゃ!」
「おい、待て!俺達が悪かった!許してくれーっ!」
(これでますます女にモテなくなるけど、しょうがないわねぇ。身から出たサビだもの、よーく反省したまえ!)
私はラケットケースを拾い、通学バッグを肩にかけると、正面玄関へ向かって走った。悪者を退治できたので、かなり良い気分だった。
(でも、ブログを公開すると、悪い副産物も付いてくるんだな。公開して2日目でこれだもの。長い間やっていると大変だろうな)
ふと思い、複雑な気持ちになった。
「そ、送信?どこへ送信したんだ!」
「あなた達二人の行いが正しいかどうか、2万7千人の女子に判定してもらえる場所よ。たぶん、99%の人が『間違っている』って言うと思うけど」
「レイシーのブログに載せるってのか!」
「か、勘弁してくれぇー!」
「あっ、もう8時25分だ!ホームルーム始まっちゃう!早く行かなきゃ!」
「おい、待て!俺達が悪かった!許してくれーっ!」
(これでますます女にモテなくなるけど、しょうがないわねぇ。身から出たサビだもの、よーく反省したまえ!)
私はラケットケースを拾い、通学バッグを肩にかけると、正面玄関へ向かって走った。悪者を退治できたので、かなり良い気分だった。
(でも、ブログを公開すると、悪い副産物も付いてくるんだな。公開して2日目でこれだもの。長い間やっていると大変だろうな)
ふと思い、複雑な気持ちになった。