フェアマン~愛しい彼はハーフの男の子~
「どうかしたの?」
「あ、ううん!ハエが飛んでいたから、手でつぶしたの」
「そう、それなら良かった!すごい音がしたから、何かあったのかと思った」
「ビックリさせてゴメンね。そうだ、ブログ用の写真撮りがてら、サラダ作るの手伝うよ」
「ありがとう。すごい助かるよ」
ようやく私は心からの笑顔を勇太に向けると、手を洗いに洗面所へ向かった。
十分後、サラダが出来た。
「よーし、出来た」
「わー意外と上手にできたね」
「本当だ。カレー屋をひらけそうだ」
「あー、おなか減った。いっぱい食べてたい!」
「そうだね、多めに盛るよ」
そしてテーブルの上には、二人分のカレーライスとサラダ、スプーンにフォーク、水の入ったグラスが用意された。カレンの分はない。
「ねえ、カレンさんはまだ帰ってこなさそうなの?」
「うん、まだケーキ屋にいるって。ゆっくりしたいから、先に食べて良いって」
「そう。じゃ写真撮ったらさっそく食べようよ!」
「そうだね!」
私ははりきってデジカメのシャッターを押した。そして写真を確認した。
「うーん、グラスの位置は今イチかな」
「ええっ!どれどれ」
勇太は私からカメラを奪うと、眉間にシワを寄せ確認した。なんだかソワソワして見える。
「そうかな?ぜんぜん問題ないよ。それより俺、腹ぺこなんだ。このままじゃ死ぬ。さっさと食べよう!」
「ご、ごめん!じゃあ、これでオッケーという事で」
「いただきます!」
「いただきます!」
言うが早いか、勇太はカレーをパクついた。本当におなかが空いていたらしい。あまりの食べっぷりの良さに、私は目を見開き見た。
「あ、ううん!ハエが飛んでいたから、手でつぶしたの」
「そう、それなら良かった!すごい音がしたから、何かあったのかと思った」
「ビックリさせてゴメンね。そうだ、ブログ用の写真撮りがてら、サラダ作るの手伝うよ」
「ありがとう。すごい助かるよ」
ようやく私は心からの笑顔を勇太に向けると、手を洗いに洗面所へ向かった。
十分後、サラダが出来た。
「よーし、出来た」
「わー意外と上手にできたね」
「本当だ。カレー屋をひらけそうだ」
「あー、おなか減った。いっぱい食べてたい!」
「そうだね、多めに盛るよ」
そしてテーブルの上には、二人分のカレーライスとサラダ、スプーンにフォーク、水の入ったグラスが用意された。カレンの分はない。
「ねえ、カレンさんはまだ帰ってこなさそうなの?」
「うん、まだケーキ屋にいるって。ゆっくりしたいから、先に食べて良いって」
「そう。じゃ写真撮ったらさっそく食べようよ!」
「そうだね!」
私ははりきってデジカメのシャッターを押した。そして写真を確認した。
「うーん、グラスの位置は今イチかな」
「ええっ!どれどれ」
勇太は私からカメラを奪うと、眉間にシワを寄せ確認した。なんだかソワソワして見える。
「そうかな?ぜんぜん問題ないよ。それより俺、腹ぺこなんだ。このままじゃ死ぬ。さっさと食べよう!」
「ご、ごめん!じゃあ、これでオッケーという事で」
「いただきます!」
「いただきます!」
言うが早いか、勇太はカレーをパクついた。本当におなかが空いていたらしい。あまりの食べっぷりの良さに、私は目を見開き見た。