フェアマン~愛しい彼はハーフの男の子~
「あっ、美羽ちゃん!なんだ、勇太もいたの?だったら『おかえり』くらい意ってよ」
「あ、ああ!ごめん。ブログ書くのに夢中で気づかなかった」
「お、おおおお、お帰りなさい!カレンさん!」
「ただいま!美羽ちゃん、ごはん食べた?」
「は、はい!とてもおいしかったです!」
「そう。ブログの方は終わった?」
「ええ、私は終わりました。あとは勇太君が記事を打ち込んで、写真をアップロードすれば終わりです」
「じゃあ、食後のデザートはいかが?今日ケーキ屋を三軒はしごしたんだけど、そのうちの一軒で、すごくおいしいプリンを紹介してもらったの。あまりにもおいしかったから、おみやげに沢山買ってきたわ。食べていかない?」
「えっ?あ、はい。いただきます!」
「本当!良かった。ほら、勇太もパソコンばかり見ていないで、一緒に食べましょう。すてきな彼女を見つけるためには、女子の文化を知るのも大切な事よ」
「そ、そうかなぁ…」
勇太は天と地がひっくり返ったような声で叫んだ。明らかにおかしい。いつもと違う様子に、カレンは怪しい人を見るような目つきで勇太を見た。
「今日、何かあった?」
「い、いや、別に」
「ふぅーん。…ま、いいわ。ほら、食べましょう」
カレンは疑いながらもキッチンへ入っていった。私と勇太は気まずい空気のままリビングへ行くと、離れてソファーに腰を下ろした。
(早く、帰りたいかも…)
久々に己の犯した過ちを反省したくなった。
ただカレンが買ってきたプリンは本当においしくて、三十分後には大分元気になった。
「すいません。プリンまでごちそうになって」
「いいのよー。なんだかんだ言って、この数日とても楽しかったの。そのお礼よ」
「あ、ああ!ごめん。ブログ書くのに夢中で気づかなかった」
「お、おおおお、お帰りなさい!カレンさん!」
「ただいま!美羽ちゃん、ごはん食べた?」
「は、はい!とてもおいしかったです!」
「そう。ブログの方は終わった?」
「ええ、私は終わりました。あとは勇太君が記事を打ち込んで、写真をアップロードすれば終わりです」
「じゃあ、食後のデザートはいかが?今日ケーキ屋を三軒はしごしたんだけど、そのうちの一軒で、すごくおいしいプリンを紹介してもらったの。あまりにもおいしかったから、おみやげに沢山買ってきたわ。食べていかない?」
「えっ?あ、はい。いただきます!」
「本当!良かった。ほら、勇太もパソコンばかり見ていないで、一緒に食べましょう。すてきな彼女を見つけるためには、女子の文化を知るのも大切な事よ」
「そ、そうかなぁ…」
勇太は天と地がひっくり返ったような声で叫んだ。明らかにおかしい。いつもと違う様子に、カレンは怪しい人を見るような目つきで勇太を見た。
「今日、何かあった?」
「い、いや、別に」
「ふぅーん。…ま、いいわ。ほら、食べましょう」
カレンは疑いながらもキッチンへ入っていった。私と勇太は気まずい空気のままリビングへ行くと、離れてソファーに腰を下ろした。
(早く、帰りたいかも…)
久々に己の犯した過ちを反省したくなった。
ただカレンが買ってきたプリンは本当においしくて、三十分後には大分元気になった。
「すいません。プリンまでごちそうになって」
「いいのよー。なんだかんだ言って、この数日とても楽しかったの。そのお礼よ」