フェアマン~愛しい彼はハーフの男の子~
「でも、美羽が…私の大好きで大切な友達が心から愛している人だから、私もあなたを好きなる」
(・・・!)
予想外の言葉に耳を疑った。琴美も勇太も驚き麗を見た。さらに私は、自分の気持ちを勇太に知られ、どうしていいかわからなかった。
(こ、こんなタイミングで勇太君に伝わるなんて…気持ちの準備ができていないよ!)
勇太と目が合えば、半分パニックになった。外見に自信の無い私は、フラれる確率が高い気がしてしょうがなかったから。
「美羽ちゃん、大丈夫?」
「えっ?」
「なんか顔色悪いよ。座った方がいいんじゃない?」
「ううん、大丈夫。ちゃんと2人の結末を見届けなくちゃ」
ボーッとした頭で目の前の2人を見つめる。勇太は私を見て何か言いたそうな顔をしたが、麗に呼ばれ再び彼女を見た。
「勇太・レイシー」
「何?」
「ここで約束して、私を許すと」
すると勇太は苦しそうに息を吐き出した。
「難しいのはわかっている。でも、私もあなたを好きになる努力をするから、あなたも私を好きになる努力をして欲しいの。そうしなければ、美羽とはやっていけない。かならずダメになる。お互い美羽を失いたくなければ、自分を変える努力をしなければいけないわ」
「そう、そうだね」
勇太は大きく頷いた。その顔に迷いは微塵もなかった。
「約束しよう、君を許す努力をすると」
「ありがとう」
「安心して、親友の絆を修復して」
「ええ、そうするわ」
麗はクルリときびすを返すと、私と琴美のところへ戻ってきた。
「さ、用はすんだわ。授業へ行きましょう」
(・・・!)
予想外の言葉に耳を疑った。琴美も勇太も驚き麗を見た。さらに私は、自分の気持ちを勇太に知られ、どうしていいかわからなかった。
(こ、こんなタイミングで勇太君に伝わるなんて…気持ちの準備ができていないよ!)
勇太と目が合えば、半分パニックになった。外見に自信の無い私は、フラれる確率が高い気がしてしょうがなかったから。
「美羽ちゃん、大丈夫?」
「えっ?」
「なんか顔色悪いよ。座った方がいいんじゃない?」
「ううん、大丈夫。ちゃんと2人の結末を見届けなくちゃ」
ボーッとした頭で目の前の2人を見つめる。勇太は私を見て何か言いたそうな顔をしたが、麗に呼ばれ再び彼女を見た。
「勇太・レイシー」
「何?」
「ここで約束して、私を許すと」
すると勇太は苦しそうに息を吐き出した。
「難しいのはわかっている。でも、私もあなたを好きになる努力をするから、あなたも私を好きになる努力をして欲しいの。そうしなければ、美羽とはやっていけない。かならずダメになる。お互い美羽を失いたくなければ、自分を変える努力をしなければいけないわ」
「そう、そうだね」
勇太は大きく頷いた。その顔に迷いは微塵もなかった。
「約束しよう、君を許す努力をすると」
「ありがとう」
「安心して、親友の絆を修復して」
「ええ、そうするわ」
麗はクルリときびすを返すと、私と琴美のところへ戻ってきた。
「さ、用はすんだわ。授業へ行きましょう」