フェアマン~愛しい彼はハーフの男の子~
すばらしき未来
その後。
仲直りをした私達は、これまでのように3人でお昼ご飯を食べたり、休み時間は集まってしゃべったりした。クラスのみんなは最初変な目で見ていたが、『仲直りしたの』と言うと納得してくれ、今までと同じように接してくれた。
また麗と勇太は、私達の友情が元通りになった同日の昼休み、クラスメイトの前で握手をし、完全に和解した事を発表した。女子生徒達はなかなか納得しなかったが、それは時間の解決を待つしかなかった。
ただこの時、麗の口から予想外の事を聞かされとても驚いた。
「今朝、みんなに迷惑をかけた事を謝るわ」
「迷惑?」
「ええ。朝、勇太・レイシーを待っている女子生徒と同じくらいの人数の男子生徒が待っていたでしょ?彼らは私を待っていたの。登校に支障をきたしてごめんなさい」
「私、高嶋さんが囲まれているのを見たけど、すごい人数だったよね」
「そうそう。どっからあんな人数の男子が沸いてきたのか、今でも信じられない」
「今日、突然だったものね。本当に不思議。なんで知ったのかな?」
このお題については、女子は怒るどころか顔を見合わせ口々に話し合った。
「それは俺のせいだよ」
「勇太君の?」
クラスメイト全員、勇太を見た。勇太は私を見てニヤリと笑った。
「ああ。俺のせいで村瀬さんと高嶋さんの仲が悪くなっただろ。なんとかして仲直りして欲しいと思ってさ」
「それが今朝の事とどう関係あるんだ?」
「きっかけづくりに、高嶋さんのブログを作ったんだ。村瀬さんからプリクラのシール手帳を借りて」
「ああ、そのためにプリクラの手帳を貸してって言ったんだ」
仲直りをした私達は、これまでのように3人でお昼ご飯を食べたり、休み時間は集まってしゃべったりした。クラスのみんなは最初変な目で見ていたが、『仲直りしたの』と言うと納得してくれ、今までと同じように接してくれた。
また麗と勇太は、私達の友情が元通りになった同日の昼休み、クラスメイトの前で握手をし、完全に和解した事を発表した。女子生徒達はなかなか納得しなかったが、それは時間の解決を待つしかなかった。
ただこの時、麗の口から予想外の事を聞かされとても驚いた。
「今朝、みんなに迷惑をかけた事を謝るわ」
「迷惑?」
「ええ。朝、勇太・レイシーを待っている女子生徒と同じくらいの人数の男子生徒が待っていたでしょ?彼らは私を待っていたの。登校に支障をきたしてごめんなさい」
「私、高嶋さんが囲まれているのを見たけど、すごい人数だったよね」
「そうそう。どっからあんな人数の男子が沸いてきたのか、今でも信じられない」
「今日、突然だったものね。本当に不思議。なんで知ったのかな?」
このお題については、女子は怒るどころか顔を見合わせ口々に話し合った。
「それは俺のせいだよ」
「勇太君の?」
クラスメイト全員、勇太を見た。勇太は私を見てニヤリと笑った。
「ああ。俺のせいで村瀬さんと高嶋さんの仲が悪くなっただろ。なんとかして仲直りして欲しいと思ってさ」
「それが今朝の事とどう関係あるんだ?」
「きっかけづくりに、高嶋さんのブログを作ったんだ。村瀬さんからプリクラのシール手帳を借りて」
「ああ、そのためにプリクラの手帳を貸してって言ったんだ」