フェアマン~愛しい彼はハーフの男の子~
(それだけヤル気になっているって事だよ!)
私は借りた本をギュッと握ると、目を輝かせ勇太を見た。
「勇太君」
「何?」
「ブログ、つけよう!」
「ブログ?誰の?」
「もちろん、勇太君のだよ!」
「俺の?」
勇太は大きな目をさらに大きく開き、硬直した。
「俺の何についてブログをつけるんだい?」
「それはもちろん、日常生活についてだよ」
「日常生活?」
「そう、日常生活。勇太君のファンへ向けて、勇太君が一日どんなことをしたか、どんな事を感じたが、そう言うプライベートな事を発信するの」
「わあ、まさにブログだね!」
琴美は興味津々で頷いた。
「でしょ?勇太君、女子に人気あるからね。きっとすごいアクセス数になると思うよ」
「…やだな」
「えっ?」
「俺、浮ついた感じって好きじゃないんだ。そんなのは、やりたくない」
今まで笑顔だった勇太の表情が凍り付いた。私の心も凍り付いた。
「ごっ、ごめんなさい。言い方が悪かったわ」
「わかってくれればいいよ」
「でも!あのね」
「何?」
「ブログはつけさせて欲しいの。浮ついた気持ちなんかじゃないから」
「どいういう事?」
「麗に、勇太君の良さをわかったもらえるんじゃないかと思って」
「高嶋さんに?」
私は借りた本をギュッと握ると、目を輝かせ勇太を見た。
「勇太君」
「何?」
「ブログ、つけよう!」
「ブログ?誰の?」
「もちろん、勇太君のだよ!」
「俺の?」
勇太は大きな目をさらに大きく開き、硬直した。
「俺の何についてブログをつけるんだい?」
「それはもちろん、日常生活についてだよ」
「日常生活?」
「そう、日常生活。勇太君のファンへ向けて、勇太君が一日どんなことをしたか、どんな事を感じたが、そう言うプライベートな事を発信するの」
「わあ、まさにブログだね!」
琴美は興味津々で頷いた。
「でしょ?勇太君、女子に人気あるからね。きっとすごいアクセス数になると思うよ」
「…やだな」
「えっ?」
「俺、浮ついた感じって好きじゃないんだ。そんなのは、やりたくない」
今まで笑顔だった勇太の表情が凍り付いた。私の心も凍り付いた。
「ごっ、ごめんなさい。言い方が悪かったわ」
「わかってくれればいいよ」
「でも!あのね」
「何?」
「ブログはつけさせて欲しいの。浮ついた気持ちなんかじゃないから」
「どいういう事?」
「麗に、勇太君の良さをわかったもらえるんじゃないかと思って」
「高嶋さんに?」