フェアマン~愛しい彼はハーフの男の子~
「おはよう、村瀬さん。…あの、大丈夫?」
「もちろんだよ。体は小さいけど、作りは丈夫だから」
もう1度ニッコリ笑った。少しでも勇太の不安を和らげ、確実にブログを着けるためのネタをゲットしようと思った。
「それじゃあ、さっそく取材しようかな」
「いいよ。何からする?」
「まずは、写真を撮ろうかな。えーっと、その黒板をバックに」
「オッケー。このあたりでいい?」
「うん。じゃあ撮るね」
黒板の中央に立った勇太へデジカメを向けると、勇太は右へ小さく首をかしげ、右手を腰に置き、左足を前に軽く出してポーズを決めた。モデルをしていた事は1度もないそうだが、とても板についていた。
(すっごくカッコイイ!まるでプロのモデルみたい!絶対、良いブログになるぞ!)
私は夢中でシャッターを切った。あまりにも夢中になっていたので、勇太に『もういい?』と言われるまで彼が止めて欲しい事に気づかなかった。
「ご、ごめん…」
「気づいてくれればいいよ。じゃ、次行こうか」
「うん!それでは次は…今日の朝ご飯って、何食べた?」
「えっ?そんなことまで書くの?」
「ファンの人はみんな知りたいかと思って」
「なるほど」
勇太は照れくさそうに笑った。しかし嫌がらずにすぐに答えてくれた。昨日宣言した通り、積極的に協力してくれるようだ。
「今日の目標は?」
「部活について?学校について?どっちを聞きたい?」
「じゃあ、学校について」
「もっとみんなと仲良くなりたい」
「部活は?」
「個人練習で、狙った場所に一つでも多くシャトルを落とせるようガンバル」
「もちろんだよ。体は小さいけど、作りは丈夫だから」
もう1度ニッコリ笑った。少しでも勇太の不安を和らげ、確実にブログを着けるためのネタをゲットしようと思った。
「それじゃあ、さっそく取材しようかな」
「いいよ。何からする?」
「まずは、写真を撮ろうかな。えーっと、その黒板をバックに」
「オッケー。このあたりでいい?」
「うん。じゃあ撮るね」
黒板の中央に立った勇太へデジカメを向けると、勇太は右へ小さく首をかしげ、右手を腰に置き、左足を前に軽く出してポーズを決めた。モデルをしていた事は1度もないそうだが、とても板についていた。
(すっごくカッコイイ!まるでプロのモデルみたい!絶対、良いブログになるぞ!)
私は夢中でシャッターを切った。あまりにも夢中になっていたので、勇太に『もういい?』と言われるまで彼が止めて欲しい事に気づかなかった。
「ご、ごめん…」
「気づいてくれればいいよ。じゃ、次行こうか」
「うん!それでは次は…今日の朝ご飯って、何食べた?」
「えっ?そんなことまで書くの?」
「ファンの人はみんな知りたいかと思って」
「なるほど」
勇太は照れくさそうに笑った。しかし嫌がらずにすぐに答えてくれた。昨日宣言した通り、積極的に協力してくれるようだ。
「今日の目標は?」
「部活について?学校について?どっちを聞きたい?」
「じゃあ、学校について」
「もっとみんなと仲良くなりたい」
「部活は?」
「個人練習で、狙った場所に一つでも多くシャトルを落とせるようガンバル」