眠り姫、目醒るとき

『教えてくれたっていいじゃない!ケチ~(>_<)あ、じゃあ、初恋の人は??私の知ってる人??』




【言える訳ないだろ!!


気付いたときには好きになっていた、いつから好きだったかは分からない、大切な人。


壊す訳にはいかない!!】







『だって大和ちゃんは私の弟みたいなものだもん。・・・心配だな・・・』



『っ!!』




穏やかに平静を装っていた大和の表情が変わり、目間に皺が寄り、眉毛が釣り上がる。



全身が

硬直する・・・!!





『?』



どろどろと腹の中でなにか気持ち悪いもの渦巻く 。


手足に力がこもり、心拍数をセーブできない。





いつもと違う大和を察し、気遣う。

ベッドに座る二人。低い愛理が見上げる。





『大和・・・ちゃん??』






愛理が知らない強い力に押さえられ、ベッドに倒されて・・・

手首をベッドに貼りつけられて
重い体重を感じながら

感じたことのない熱さが唇に与えられた・・・。




大和からの強制的な口付け・・・
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