眠り姫、目醒るとき
別の日



大和の父が勤める総合病院
『…いないよね。』

キョロキョロ見回す愛理。
そこへ
『誰を探してるんだい?』『ひゃっ!?』

振り替えればそこには大和の父がいた。
『そろそろ眠る時間も近いからさっさとすませよう』
『はーい。あ、あの大和ちゃんは?』

『今日は授業のはずだからこないはずだよ。でもどうしたんだい?いつもなら愛理ちゃんちに泊まるのに、行きもしない。初めてだね。』


『…』

『喧嘩ならすぐ治るから大丈夫か。さ、検査検査』


『はい…』

< 23 / 27 >

この作品をシェア

pagetop