たわいもない日常。
たわいもない日常のたわいもない話。
このたくさんの人の中であてもなく約束もなく地下鉄を下りていく人は何人いることだろう。

向かいに座っている少し表情の暗いおばさんは帰宅するところだろうか。アイシャドーは深緑がもっとくすんだような色をしている。黒と深緑の洋服に足元はえんじの革靴だ。

そのとなりのカップルはデート帰りだろうか。彼氏が彼女のかばんをもっている。なかがよさそうにはなしている。

むこうに座ってるおばちゃん集団は孫の話で盛り上がっている。いかにも関西なおばちゃんだ。



そんな人達を観察している自分もまたそんな風景にまぎれている。



そんなたわいもない日常を送るのも悪くない今日だ。
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