幸せ。
そして、三年になったころには、学校も行かず、男と毎日遊ぶ。

男と遊んだ帰り道は、必ず、史哉の「…ごめん」の声を、思い出す。

そのたび、紗世はなにやってんだろ…そうおもう。

けど、次の日には、また男からの歪んだ愛に溺れて、浸る。

甘い甘い、大人の余韻。

それに、じっくり浸る。

けど、そのあと必ず、どうしようもない、寂しさ、恐怖、いろいろ脳裏をよぎる。

もぅ、止まれない…
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