冷徹な傷





「じゃあ…
貴女は私なにをするのかしら」










「決まってるじゃない
私の騎士たちがあんたを地獄に送るのよ」





「地獄…?
そう…楽しみにしてるわ
で、そこどいてくんない?私は掃除をしてんのよ
見てわかんない?誰かさんがやらないから私がやってるのよ」




「な、なによ!!
見てなさい…」





そう言って葉多は部室から出ていった。



そろそろね

そろそろ、仕掛けててくるころかしら…


私の推測だと…





今日の午後練あたり。
それまで退屈だわ


授業はサボろうかしら…









そんなことを考えている間に掃除は終わってしまい、部活も終わっていた。





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