冷徹な傷
すると葉多は何を考えついたのか、
机の上にあった水筒の中身を自分に向けてかけた
成る程
こうやって愛を嵌めたのね
面倒なやり方…
「頭大丈夫?
ジャージびちょびちょじゃない
ま、お似合いよ」
私が言うと
「わかってないわね…
こうやるのよ
キャアァァァアアアァアァアアアァァ!!!!やめてぇぇぇええええええぇぇぇええええぇぇぇ!!!!」
……うるさい…
「どうした!!!!」
沖が入ってきた
「何事だ!?」
名前忘れた…
「大丈夫!?」
二年の…誰だっけ…
「またか…」
秋波
「…しゅ、瞬鈴院さんがっ…
目障りだからっ…消えろって…
私が特別なんだって…」
下手な嘘泣き…
てかそんなこと言ってないし
騙されるやつもやつだけどね