冷徹な傷
その瞬間に私と沖の間にサッと何かが入ってきた。
その入ってきた何かは殴られた衝撃で倒れる
「おい…なにやってんだよ
優一!!!!!」
「うぅ~痛いしぃ~
でも…愛のがもっと痛かったんだよね…」
「そうよ」
私がそう言うと皆川はヘラッと笑って、だよねと呟き、
殴った者たちに対して向き合い、
彼はこう言った
「皆、目を覚ましてよ!!
俺はもう目を覚ましたし、もう迷わない!!
愛だって…
…愛は人をいじめるようなことはしない人だっただろ!?
なんで皆信じてあげなかったんだよ!!」
「それはお前も同じだろ!!今更なに言ってるんだよ!!」
それに対して言い返せない皆川。
「…俺、
俺もそうだ
信じてあげられなかった
だから…今からでも
俺は愛を信じる!!!!」
「なんだと!?裏切るんか優一!!」
「クソッ!!見そこなったぜ!!」
「最低ですね、信じてたのに」
沖と坂井学、鳥井が言う
それらの言葉を合図に皆川を一方的に殴り始める奴ら。
あとの三人は違う体育館で筋トレ
「沖…一つだけ…い、言うよ…
…ゲホッ…さ、先に裏切ったのはゲホッゲホッ
俺たちだ」
貴方の覚悟、
受け取ったわ