冷徹な傷
-次の日-












朝、私が靴箱をあけると凄い匂いがした




生ゴミが詰め込まれていた





















噂はもう学年中に回ったみたいで…
周りにいる奴らから視線がすごい

















上履きなんて履けたもんじゃない





でも…













「馬鹿ね
これくらい予想の範囲内だっての」
















そう私は呟き、鞄から体育館シューズをとりだした














教室でも同じ


周りからの視線が凄い















そして私の机の上には、菊の花がさしてある花瓶が置いてあった


















私は周りを見回し、クスクス笑っている奴らの近くまでいった
























「これ、あんたたちがやったの?」



「え~?クスクス…
だったら?」









「そう」























そして私は花瓶ごと奴らの脳天を狙って投げつけた






















パリーン…























教室内は静寂に包まれた


















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