冷徹な傷
「よし、男子喜べ!綺麗な転入生だ!
入って来い!」
俺は転入生に少し興味を持っていた。
ここ、氷華の編入試験はかなり難しいはず…
それを噂では満点に近い点数をとったらしい…
「…。」
そしてその転入生が入ってきた瞬間、誰もが息をのんだ。
綺麗な金色の髪がなびいて目はサファイアブルー…
そしてどこか人をよせつけない雰囲気に誰もが目を奪われた。
「名前は瞬鈴院 桜華。」
…
目が俺様と同じサファイアブルー…
気に入った。
「先生、席はどこ?」
「一番後ろの窓側だ。」
そしてこっちへ歩いてきたから俺は少しからかってやった。