冷徹な傷











なぜ私に怒鳴るのだろうかと考えてみる



そして納得














私ははめられたのだ
















階段から叫び声をあげながら落ちてきた葉多

その階段の上に私が立っている















この条件だけで私が葉多を階段から突き飛ばしたように見える



ああ下らない
こんなの勝手な決めつけじゃない

愛はいつもこんなことされていたのね



















大好きだった仲間からこんな仕打ちをされるのはどんなに辛かっただろう




ごめんね、愛…
私、このバレー部をめちゃくちゃにしちゃうかもしれない……













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