冷徹な傷










「…ごめん」



「謝ってすむ問題なら私は来なかったわ。それに謝る相手が違うはずよ

私に謝っても意味ないわ。愛に謝ってもらわなきゃ
まあその愛はまだ…」




目覚めてない





「…なあ、俺愛に謝りたい」




「貴方に今、愛に会う資格はないわ」




「でも…」



「うるさい!!…貴方に皆川みたいな覚悟はあるのかしら?

皆川は私を庇って殴られたわ
仲間に殴られる覚悟があるの?」





「それは…」




「じゃあ無理ね」











私はそう言うと教室に戻った
















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