冷徹な傷
「ドリンクできたのかしら?」
部室に入ってきた葉多が言う
「できたけど」
「あ、これね。もらってくから。
ちゃんと洗濯もしておいてよね」
「貴女じゃないんだからやっとくわよ」
「…むかつく」
葉多はそう言って部室から出て行った
早く洗濯しなくちゃ
洗濯物が入ってるカゴを見ると沢山洗濯物が入っていた
洗濯物カゴは2つあり、どっちも山積み
でもまた戻ってくるのは面倒だと思い私は2つ抱えて洗濯機へ向かった
「あれ、桜華ちゃんじゃん」
その声と同時に洗濯物カゴが1つ私の手からなくなった
「皆川じゃない。それくらい自分で持てるから返して」
「えー!!いやだよー。どうせすぐ着いちゃうしね」
私はため息をつき洗濯機に洗濯物を放り込んだ
「お前ら、集合しろ!!」
秋波の声が聞こえた
「桜華ちゃん、集合かかったから行こう」
「そうね」