冷徹な傷
「そんな…そんなことってあるんスか…!!俺…俺は!!」
泣きそうになってくれてる朱也
朱也は人一倍仲間想いだから許せなかったのかな
素直な朱也が少し羨ましくなった
「にしてもひでえなそいつ。美香だっけ?ふざけてんな。」
「なめてるよね、完全に」
にっこりと綺麗な笑顔で言う雪村に少し唖然。
「あいつらを見てるとなにが仲間だ。なにが絆だって思えてくる。そんなのは仲間でも絆でもない。」
私はそう考えてる
「…難しいね、それは」
少し悲しそうな顔で雪村が言った