昼王子、夜危険。
そんな顔で見ないでよ
私は、いらないって
もっと思っちゃうじゃない…
「さっきのには
続きがあんだよ」
……続き?
「あのさ、俺さぁ
美瀾の事好きって言ったよなぁ?」
「う…うん」
「わかんねーの?
だから俺は、平凡でも
美瀾が好きだから
いいって言おうとしたんだよ
それに、遭難しなようが
家がなくなろうが
俺は、美瀾がいれば
どうでもいんだよ…」
「…隼人
それ、ほんと?
ヒックほんと…なんだよね」
私は、さっきと違う理由で
涙が出てきた。