昼王子、夜危険。



そんな顔で見ないでよ
私は、いらないって
もっと思っちゃうじゃない…



「さっきのには
続きがあんだよ」



……続き?



「あのさ、俺さぁ
美瀾の事好きって言ったよなぁ?」



「う…うん」



「わかんねーの?
だから俺は、平凡でも
美瀾が好きだから
いいって言おうとしたんだよ



それに、遭難しなようが
家がなくなろうが
俺は、美瀾がいれば
どうでもいんだよ…」



「…隼人
それ、ほんと?
ヒックほんと…なんだよね」



私は、さっきと違う理由で
涙が出てきた。



< 136 / 154 >

この作品をシェア

pagetop