昼王子、夜危険。



「おい。お前、なんでいんだよ」



先輩は、頭から血を流しながら
私を、睨んでくる。

狼みたい――…



っじゃなくて!!

「なっななんでもありません!!
では、失礼しますっ」



でも、先輩は、そんな簡単に逃がして
くれなくて……



「逃がさねぇよ」



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