昼王子、夜危険。



「…隼人?
大丈夫??」



俺が考えてるのに
気付いたのか、美瀾が
心配そうな顔で
見てくる。



「なんでもねーよ。
行こーぜ観覧車」



「うん!!」



俺は、なぜか自然に
手を差し延べていた。



それに気付いたのか
美瀾は、少し戸惑って
俺の手を握った。



ちっせー手。



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