君に恋して…

ゆうまはあたしと2人で
補習授業とか
嫌だって言うかなぁ…。


なんて考えてたら
もう今日は補習授業当日。



教室に入ると…

あっ!

そこにいたのはゆうま。

来てた。
あたしはなぜか
すごく嬉しかった。

『よっす』

ゆうまがあたしに
手をあげて言った。

『おはよ』

なんでこんなに嬉しいんだ?



もしかして恋?

そんなわけない!


『今日2人だってよ』
ゆうまが腕を頭の後ろで
組ながら言った。

『まぢぃ?』

とか言う。知ってたよ♪

『てか先生来ねぇし』

『もお9時5分だよ』

『俺か―えろっ♪』

『えぇ!?』

『じゃあなっ!』

『ちょっ!ちょっと―』

『じゃりんも来いよ』

『どこに?』

鞄をもって帰ろうと
しているゆうまを
ひきとめていると
向こうから先生が歩いてきた。

『すまんなぁ。
ほら。早く教室に入りなさい。』

『チッ!
りんのバカ』
舌を出してにかっと笑う
ゆうまはいつもと違って
キュンときた。


補習授業っていっても
プリントをするだけ。

先生は途中どこかへ行って
教室で二人きり。


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