君に恋して…
今日も学校が終わると
ありさと一緒にカラオケ。
別に歌いたい訳じゃない。
ただ凄く適温だし
家からかなり近かった。
あたしたちは毎日行って
二人でずっと喋ってた。
たまに歌も歌ったけど。
今日もいつもの
カラオケの店へ行くと
今日はなぜか閉まってる。
『え~閉まってるし!』
ありさはかばんを
地面に捨てながら言った。
『ど―する―?
いっつも行ってるから
今日はカラオケ行かないとか
なんかやだし
別のとこ行く~?』
『だよね~
でもここら辺はもう
カラオケないよ~』
『ちょっとくらい
遠くてもいいじゃん♪』
『そ―だね!』
あたし達は少し遠いとこの
カラオケへ行った。
季節は夏。
セミが鳴き暑い日差しが
あたしたちを照りつける。
『ついたぁ~』
『あっちぃ』