二重人格のお嬢様と万能な執事

保健室に入る。

保健の先生、いない?

メイと二人きり……。

私は窓ぎわのベットに横になる。

メイは近くに椅子を置いてすわっている。

「メイ?」

「なに?」

「……何で、断らなかったの? 本当は嫌だったんでしょ?」

「そうね。本当はメチャクチャ嫌よ。でも、評判落ちるの嫌だし」

評判ね。

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