二重人格のお嬢様と万能な執事

メイの部屋についた。

五分ぐらい、かかった……。

「以外に、遠かった……」

「そうですね。別のお屋敷にあったというのもあるのでしょうけど、同じ敷地内で姉妹にあうため、五分も歩かねばならないとは……。大変ですね」

「そうね……」

私の部屋のある屋敷と、メイの部屋がある屋敷は違う。

もちろん、親も……。

「あれ? リン?」

「レイタお兄様!」

私には兄がいる。

麗太だ。
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