二重人格のお嬢様と万能な執事
私が答えると、センが笑顔になる。
「俺がリンの執事になるよ!」
「えっ! 本当に?」
「あぁ。俺、もうすぐで執事の資格が貰えるんだ! だから、そしたら、リンの万能な執事になるよ!」
センは凄く嬉しそう。
私も凄く嬉しい。
「うん! でも、本当にいいの? 見てたでしょ? また、あんな風にするかもしれないよ?」
「大丈夫だよ! 俺が守ってやるからな!」
自信一杯の声で言う、セン。
「うん! よろしくね! セン!」