二重人格のお嬢様と万能な執事

次の日。

「おはよう。リン」

センの声が部屋に響く。

「……おはよ~。セン」

「眠そうだね」

「うん。昨日、夜寝る前に読書してたら、ついつい最後まで、読んじゃって……」

「あの後、読書してたの?」

私は頷いた。

センも眠そうにしてる……。

「セン、眠そうだね。何やってたの?」
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