いつかきっと
勝也からの連絡は
無くなった。
そしてある日
久々に勝也から電話。
《もしもし》
〈あのさ〜話あんだけど〉
勝也の周りにはまた
友達が何人か居るっぽい
うちは言われることは
なんとなく分かっていた
〈何?〉
《別れて》
そう勝也が言った瞬間
周りはクスクス笑っていた
それに対して勝也は
笑いながら、おい黙れよ〜
と言っていた。
ぶち切れそうになった
けど冷静に冷静に。
〈何で?〉
《お前は学生で俺は職人じゃーん》
分かってる
別れる理由なんてない
うちは最初っから
勝也のおもちゃだったんだ
もう使い果たしたゴミなんだ