いつかきっと






「後お前さっきさ
男と遊ぶから連絡先
消したくないっつったよな?」


あーやっぱそう来ますよね〜



「うん言ったよ!」


竜の顔がまた段々怖くなってく。



「俺以外の男と遊ぶ必要あんの?」


(はぁ…)

まじで疲れたよー泣きたいー


「必要とかの問題じゃなくて
そりゃ女友達と男友達で
遊ぶことだってあるし
地元の男とだったら
語ったりするしさ。
竜だってそうゆう友達いるでしょ?」


竜は考え込んでまた口を開いた


「いるよ!
けど俺今日から女と遊ばないし話さない
だからお前も男と遊んだり話したりすんなよ?」



………………うそ…まじ!?




「いや待って待って!
無理だよそんなの
学校行ってりゃ普通に
男と話すし!てか話しかけられたり
するじゃん。竜だって
おんなじでしょ?
それに地元の男友達は大事だもん!!
お互い相談し合ったり
色んなこと語ったり。」


うちの大事な人達まで
竜は奪おうとしていた



「俺は自分からは女に話し掛けない
話し掛けられたらしょうがないけどな。
だからお前も自分から男に近づくなよ?
それから相談なんて
俺にすりゃいんだよ。
俺以外の男に相談する必要ねーだろ」


……………………。



「嫌だよ…」


竜の顔はさらに怖くなった





そして…


竜の蹴りが腹に入った




ゔぅ゙っっ!



「痛い!!!ひどい!
何で蹴るの!?」


「お前は本当男好きだな!!
そんだけ男好きなら
遊ばれてもしょうがないよな!!!」

竜はうちに怒鳴りつけた。
少なくとも地元は大事な友達だ
恋愛感情なんて全くない





そんなことより竜が
怖い。怖い。怖い。






そして目には涙が溢れ出していた
もう従うしかない。
これ以上反論したら
まじでボコボコにされる



うちは泣きながら

「もう男とは遊ばない
男とは話さない」






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